予防について

yoyakubtn

定期検診Regular checkup

えっ?痛くもないのに歯科医院に行くの?
そうなんです。
お口の中を健康に保つためには、
①毎日のきちんとした歯磨き 
②規則正しい生活習慣 
③定期検診

が必要なのです。
あなたはAさんとBさんどちらがいいですか?
定期検診を受けていただくことで、いつまでも健康で、ご自身の歯で一生食べることができるといいですね。
私たちはそのサポートをさせていただきます。
検診ではどんな事をするの?
はい。定期検診で行うことは“気持ちのいいこと”です。
痛いことはしません。
具体的には、
  • 自分では清掃できないところのむし歯菌・歯周病菌を取り除き、汚れを付きにくくします。
  • 歯周病の進行の検査
  • 歯の清掃チェック
  • 噛み合わせのチェック
  • フッ化物などのむし歯予防処置
検診のシステムは?
  • 定期検診の日時をあらかじめお約束しておきます。
    (万が一都合が悪くなった場合にはお電話にてお知らせください)
  • 年に2~3回行います

フッ化物洗口Fluorine

ブクブクうがいがむし歯を予防
フッ化物洗口をおすすめします!

フッ化物のはたらきは?

  • 歯の質を強くする(酸に溶けにくい歯になる)
  • むし歯になりかけた歯の表面をもとに戻す(再石灰化)
  • むし歯菌の活動を抑制する(プラークの生成を抑える)
とくに、むし歯菌が活動するのは夜寝ているとき。
フッ化物はアルカリ性なので、寝ているときにむし歯菌が酸を出して口の中が酸性になっても、フッ化物が中和し、口の中があまり酸性にならず歯を守ってくれます。
フッ化物洗口の効果は?
ご家庭でフッ化物洗口をしましょう
  • フッ化物洗口は一日一回、寝る前の歯みがき後に行うのが効果的です。
  • 4歳以上のすべての方(ぶくぶくうがいが出来る方)がご利用できます。
特におすすめします!
  • ハブラシを嫌がり、なかなか充分にできないお子様に
  • 忙しくてお子様に仕上げ磨きを充分に行えない方に
  • 歯並びが悪く、磨き残しができやすい方に
  • 甘いものの管理ができない方に

ミネラルパックMineral pack

ミネラルパック始めませんか?
歯はカルシウムやリンといったミネラルからできています。
飲食するたびにお口の中は酸性に傾いていき、歯のミネラルは知らないうちに溶け出しているのです。
その状態が進行し肉眼でもわかる穴が出来てしまった状態がむし歯なのです。

疲れたお肌にパックするように、歯にもミネラルを豊富に含むクリームでパックしてあげませんか?
こんな方にオススメ
  • お子様やむし歯になりやすい方
  • お口が乾きやすい方
  • 矯正治療やホワイトニング中
  • 知覚過敏の方
効果
  • 再石灰化促進(ミネラル供給)
  • 脱灰の改善
  • 酸の中和
  • 知覚過敏の緩和

ミネラルパックの使用方法

  • ① 歯を綺麗に磨く
  • ② お口に合わせて作ったマウスピースの全体にMIペースト(ミネラルパック)を塗る
  • ③ マウスピースをはめて30分置く ※その間は飲食は控えてください
  • ④ マウスピースを外して軽くお口をゆすぐ

味は5種類

  • バニラ
  • ストロベリー
  • ミント
  • メロン
  • ヨーグルト
お子様から大人まで楽しく、美味しく、簡単に始められますよ!

キシリトールXylitol

毎日のむし歯予防にキシリトールを取り入れましょう

キシリトールとは?

キシリトールは甘味炭水化物で、プラムやイチゴ、カリフラワーなどにも含まれているヒトに安全な食べ物です。
さらに、むし歯の原因となる歯垢や酸を作らず、むし歯の発生を防ぎます。

キシリトールガムの選び方は?

同じキシリトール製品でも、甘味料としてキシルトール50%以上含まれていることが望ましいと言われています。
ぜひ、栄養成分表示欄を見て購入してみてください。歯科医院専用は100%です。
キシリトール含有率の計算方法
キシリトール(g)÷炭水化物(g)×100
右の成分表でのキシリトール含有率は、27.8÷27.8×100=100%となります

キシリトールの効果的な量は?

むし歯予防でキシリトールが効果的な1日の量は4〜10g程度です。キシリトール100%ガムだと2粒を1日2、3回噛むと効果的です。
3ヶ月継続するとお口の中の環境が変わってきます。摂取を止めても、2倍の期間効果が持続します。
3ヶ月なら6ヶ月、1年なら2年!!

いつ食べたらいいの?

歯垢を落としやすくするには歯磨き前、歯質を強化するなら歯磨後が効果的です。
また唾液の分泌が減る、おやすみ前に噛むこともむし歯予防には効果的です。
タイミングはあまり気にせず、食べたら噛むというように、無理なくできる方法で習慣にすることが一番大切です。

キシリトールは正しく利用しましょう!

キシリトールがあれば、それだけでむし歯予防できるわけではありません。
毎日の習慣にプラスして、むし歯予防をしっかりサポートしてくれる。
それがキシリトールなのです。

むし歯の予防方法はひとつではない!!

歯みがきをしていれば良い。フッ化物塗布していれば大丈夫。
キシリトールガムを噛んでいれば良い。
など、むし歯予防に効果のあるものを何かひとつでもしていれば大丈夫!
と思い込んでいませんか?
むし歯予防を成功させるには、いくつかの予防方法を組み合わせることが必要です。

例えば、むし歯予防の合格点が100点満点中60点以上だとすると…
  • ・歯みがき習慣…0〜40点
  • ・食生活(お砂糖の摂取制限など)…0〜30点
  • ・フッ化物塗布や歯科医院での予防処置…0〜10点
  • ・キシリトールの摂取…0〜20点
どの組み合わせで60点以上稼ぐことができると思いますか?

乳酸菌Lactic acid bacteria

L8020乳酸菌とは

L8020乳酸菌とは歯周病、むし歯になったことのない健康な子どもの口の中から発見されたヒト由来の乳酸菌です。歯周病菌・むし歯菌の発育を阻止する、制菌効果のある乳酸菌の一種で、ヒトの口腔内から5種類の歯周病菌とむし歯菌・カンジダ菌を効果的に抑制し、口腔内環境を健康に保ちます。

バクテリアセラピー

口内菌の管理をはじめてみませんか?
バクテリアセラピーは、ヨーロッパで誕生した予防医学で、
すぐれた善玉菌を摂取することにより、体の中にいる菌のバランスを変え、体質を変えていく細菌療法のことをいいます。
世界63カ国と地域の医療機関に導入されています。
もともとヒトの体に住んでいる善玉菌を摂取するので副作用などの体に害を与えることのない体に優しい治療法です。
通常の歯科治療やメインテナンスに加えて、善玉菌(L.ロイテリ菌)を摂取するだけで、お口や体が健康になっていきます。

L.ロイテリ菌とは・・・

ヒトの母乳・口腔由来の乳酸菌です。
天然の抗菌物質を産生すると同時に、ヒト免疫システムの調整を行いながら、さまざまな疾患の予防・治療に働きかけます。

L.ロイテリ菌をつづけて摂ると、こんないいことが・・・

むし歯の原因菌の減少
2週間連続摂取することで、むし歯の原因菌が80%減少
歯周病の原因菌の減少
歯科医院での専門的なケアとの組み合わせで、効果は倍増します。
歯周病菌が約90%減少
口臭を減らす
1週間ほどの摂取で、起床時のお口の不快感(ベタベタ感など)の軽減、口臭が気にならなくなったと実感されています。
便秘・下痢の方の便通を整える
便の量が増えた、臭いが減ったなど実感していただけます。
胃のピロリ菌を減らす
30日摂取後、胃炎の症状が軽減
約60%の方はピロリ菌が消滅
アレルギー症状の軽減
アトピー性皮膚炎の湿疹の表面積・かゆみ、花粉症の症状が軽減します。
1年で約57%湿疹面積減少

L.ロイテリ菌がお口からはいると・・・

  • 口腔では・・・歯周病菌やむし歯菌を減らして、予防効果を高めます。口臭や口腔内のベタベタした不快感を軽減します。
  • 胃では・・・ピロリ菌の発育を抑制し、症状を抑えます。
  • 小腸では・・・免疫細胞を活性化し、病気にかかりにくい体作り、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを軽減します。
  • 大腸では・・・便秘や下痢の方の便通を整えます。
お口は、消化器官の入り口です。
消化器官の入り口であるお口の菌のバランスを整えることで全身のバランスも整ってきます。
一度、口内菌の管理を考えてみてはいかがでしょうか?

バクテリアセラピーの3大特徴

①効果持続性
  • ・善玉菌を増やして体質の改善をめざします。
  • ・体内菌バランスを整え、悪玉菌を抑制します。
②耐性フリー
  • ・悪玉菌に善玉菌を対抗する方法なので、薬のよう に悪玉菌が善玉菌に対して耐性を持つことが少な いと考えられます。
③安全性
  • ・ヒト由来の善玉菌なので体に定着しやすい。
  • ・お子様からご年配の方、妊娠中の方まで安心して摂取できます。


このようにバクテリアセラピーでは、
善玉菌を摂りそれを増やすことによって体の機能のバランスを正常に保ち、免疫力を高めることによって病気になりにくい体作りをしていくことを目的としています。

バクテリアセラピーの基本的な流れ

体の中にはたくさんの様々な菌が住んでいます。
人体常在菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があります。
「善玉菌」は、皆さんご存じだと思いますが、人の体にとってよい働きをする菌です。
「善玉菌」の主な働きは、悪玉菌やウイルスと戦ったり、栄養を作ったり、健康維持をするための大きな働きをします。
しかし、現代人は善玉菌が住みにくい環境を作っています。
ストレスの多い生活や運動不足、薬の過剰摂取などで善玉菌が減少しています。
そのため、悪玉菌がこびりつきやすい体質になってきています。

バクテリアセラピーの基本的な流れ

  • ① 自分にあったプロバイオティクスを選びましょう! よく知られているビフィズス菌には、成長作用のほかにビタミンを作るというもうひとつの大切な働きがあります。
    このほかにもプロバイオティクスには、コレステロール低減やアレルギー改善、免疫機能改善による感染症防止効果などがあります。
    このように善玉菌にも様々な特徴があるので、自分にあった善玉菌を摂る事が大切なのです。
  • ② 体内で善玉菌を育てよう! 善玉菌は働き者で頑張り屋さんですが、意外とデリケートです。
    ストレスや乱れた生活習慣・食生活では、善玉菌が生息しにくい体にしてしまいます。
    生活習慣の改善と合わせて、定期的に善玉菌を補給し、体内で菌を育て「育菌習慣」を身に付けることが大切です。
  • ③ 菌質改善で体質改善! 善玉菌は、免疫力を高めて、自然の抵抗力維持に役立っています。
    菌質改善を行うことで健康維持の基礎となる免疫力を高めましょう。

唾液検査Saliva

唾液検査でむし歯や歯周病のリスクがわかるという事をご存知ですか?
採取した唾液で<むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニア>
の6項目を測定・分析し、今の口腔内環境を確認することができます。
この結果を活かし、治療やメンテナンス、自宅でのセルフケアをもっと充実させることができます。

検査はとても簡単!

①洗口液をお口に含む
②10秒間ゆすぐ
③紙コップに吐き出す
あとは結果が出るまで5分程度待つだけです!

検査結果は患者様にも大変理解しやすいグラフになっています。

  • むし歯や歯周病は大丈夫かな?と心配な方
  • 自分に合ったメンテナンスを受けたい方
  • 自分に合ったデンタルグッズを使いたい方
  • 今のお口の中の状態を知りたい方
1回1,000円(税別・保険適用外)で行なっておりますので、ご予約の際にお申し付けください。

エナメル質再生療法Enamel regeneration therapy

歯の表面を覆うエナメル質を再生させる画期的な治療法。
予防ではありません。積極的に歯を強化(再生)させる治療法です。
歯の強化と言えばフッ化物塗布がありますが、
フッ化物塗布は歯の表面を構成するハイドロキシアパタイトという結晶から歯を溶かす酸に強い
フルオロアパタイトという結晶に作り替えエナメル質をかたく丈夫にします。
それとは違い「エナメル質再生療法(エナメルリペア)」は、
歯の表面にエナメル質と同じ積み木のような構造の結晶をつくります。
つまり、エナメル質の上に、エナメル質でコーティングするのです。
それにより、むし歯のスタートポイントとなるような小さなくぼみや亀裂、
初期むし歯のような歯の弱い部分をエナメル質と同じ素材で覆い、歯を強化します。
削らずに歯を強化するという目的においてはフッ化物塗布と同じ手法ですが、
歯を強化するメカニズムや効果はフッ化物塗布とはまったく異なる新しい歯の強化治療法です。
その他、歯から出る臭いを抑え口臭予防になる、
知覚過敏が軽減される、むし歯予防にもなる、といったメリットもあります。
治療前:赤い部分は歯が溶けている部分
治療後:赤い部分が消えて歯が強化された
保険適用外となっております。