みなさま、こんにちは。
今の時期は朝晩は寒く日中は暑かったりと、体が慣れず体調を崩しやすい気候ですね。
最近では、口呼吸・お口ぽかんが不調の原因とよく耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか?
特に、近年子どもたちのお口ぽかん・口呼吸になっている確率が高くなっています。
実は、生まれてすぐの時期から将来の歯並びやあごの成長が左右されていることをご存知ですか?
母乳・哺乳瓶の飲ませ方、抱っこの姿勢などポイントはいくつかありますが、
今回は『ハイハイ』についてお話をします。
赤ちゃんの成長には順番があります。
寝返り→ずりばい→おすわり→ハイハイ→つかまり立ち→歩く
この過程で最近では、ずりばい・ハイハイの期間が短く歩くことが多くなっているようです。
ハイハイをしなくても歩けるようになりますが、O脚になったり、左右非対称に育ったり、
転んだ時に手が出ずに大ケガをしたりということがあるようです。
ハイハイをたくさんすることで、上半身の筋肉(腹筋・背筋・胸筋)がしっかり発達し、
あごもしっかり発達することで、噛む力・噛み切る・すりつぶすなどの動きができるようになります。
ハイハイをしている時、舌が上顎に接するの正しい位置にあるため、鼻呼吸の土台作りができます。
舌の位置は将来の歯並び・鼻で呼吸する習慣をつけるのに大事なポイントです。
また、腕の運動になりますので、床に手をつくことで手の神経を使ったり、手を支える感覚が発達するので、
転んだ時しっかり手をつきケガを防ぐことができるようにもなります。
好き嫌いが激しかったり、あまり食べてくれない・・・
その原因の一つにハイハイの期間が短いケースもあるようです。
しっかりあごが成長していないため、噛む力が弱く、噛みたくても噛めないということがあるのです。
ハイハイを卒業しているときは、ハイハイ遊びを取り入れてみたり、
雑巾掛けの姿勢がハイハイと同じように筋肉を使うので、
部屋の掃除はあえて雑巾でするなど工夫してみるとどのご家庭でも取り入れやすいと思います。
ハイハイの時期になったら、ハイハイのできる環境を整えてあげてください。
フローリングの上にハイハイしやすいようシートなどを敷いてみたり、
捕まるものが近くにないように移動することもポイントです。
このように、ハイハイは歯やあごの発達に関係があります。
もちろん、赤ちゃん・子どもだけでなく、大人の方にもオススメです!
体幹を鍛えて、舌の正しい位置を獲得することで不調が改善する効果が期待できます。
将来のため、たくさんハイハイをさせて、時には一緒にハイハイで遊んだりと
楽しく成長を見守る知識を周囲の方と共有したいですね。